本日、大阪府議会6月定例議会が閉会しました。一般会計補正予算が可決されています。
維新会派から大阪府議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例一部改正によって、今の79議席から73議席に定数削減案が出され説明されました。2023年の公約で日本一スリムな議会をマニフェストに掲げているためです。
採決にあたって、我が会派からは藤村幹事長が質疑を行いました。
⭐︎大阪府議会の定数は、前回9削減したばかりです。その影響をしっかり検証したうえで、最適な定数や区割りのあり方を丁寧に議論すべきです。
⭐︎選挙区割りについて特に危惧しています。全53選挙区中、1人区が現行の36(約68%)から、改正案では39(約74%)へと増加します。これは死票の増大や「多様な民意」の切り捨て、無投票当選の増加による「選ぶ権利」の喪失、さらには議会の監視機能(二元代表制)の低下など、重大な問題を生じさせる恐れがあります。
⭐︎こうした懸念を差し置き、維新の会が「全国一スリムな議会」にのみ固執するのはなぜでしょうか。
⭐︎「東京の人口が増加した結果、大阪府議会の定数を削減する」必要があるのでしょうか。
終始マニフェストは府民との約束だからの繰り返しで、日本一スリムな議会がなぜ府民のためなのかという合理的根拠に基づく説明がなされませんでした。
私も委員だった議会改革検討協議会では、維新の会も推薦した有識者のご意見として「改革を急ぎすぎている印象を受ける」「効率重視に偏りすぎており、民意を反映する議会という理念が見えにくい」と述べられました。「効率重視に偏りすぎている」という警鐘も鳴らされていました。
「全国一スリムな議会」という政治的都合のみに突き進む姿勢は、「身を切る改革」ではなく、まさに「民意を切る暴挙」であり、大阪府議会を「多様な民意を反映する場」からさらに遠のけています。
丁寧な議論がないまま「さらなる定数削減ありき」で進められた本条例案は、何より府民の皆様の不利益につながると考えます。
維新の会以外のすべての会派が反対討論を行いましたが、維新の会によって可決されました。あまりに拙速すぎる今回の削減は、多様な声が届かない現状を象徴しています。


